愚か者、中国をゆく

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中国に興味を持ち最初に読んだ本は、星野博美さんの『愚か者、中国をゆく (光文社新書)』だった。

著者の星野博美さんが1987年、アメリカの友人マイケルと中国を旅して歩き、見たこと感じたことを楽しく綴っている。素直な気持ちや想いが、飾ることのない自然な言葉で語られていて、思わずいっしょに旅しているような錯覚にさせ陥った。

この本は2008年4月に書かれた。本の冒頭にこんな一節がある。

北京オリンピック開催を間近に控えた昨今、中国に関する報道は日に日に増えている。しかしニュースや報道によって切り取られた中国の断片を拾い集めても、これがいったいどういう国なのか、どうも全体像が見えてこない。

中 国に関する報道や批判などを目にした時に外部の人間がイメージする中国という国と、人民の実生活には大きな隔たりがある、というのが、20年近く、なんと なく中国と関わり続けてきた私の実感だ。・・・(中略)・・・「人がいていることは信じない、自分が見聞きした中国だけを信じる」という感覚こそ、大きく いえば私の中国観ということになる。

ややもするとマスコミの報道を鵜呑みにし、その情報だけで善し悪しを判断しがちだ。確かに「事実」として、いろいろな問題はあると思う。しかし、事実だけで捉えず、問題が起きた背景や人々が置かれている状況を少しでも理解しそれを意識すれば、違った見え方がある。それを改めて感じさせられた 言葉だった。

ともあれ、読んでいてとても楽しい本でした。ただ、読みながら思わず笑ってしまうことがあったので、そこは注意が必要だったかな。

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